AIは私を「できる人」にはしなかった。でも、壊れる回数は減った
言葉を返すのが遅く、やりたいことを途中で投げ出してきた運営者が、AIを使い始めてから何が変わり、何が変わらなかったかを書いた話です。
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AIを使うようになって、作りたいものを完成させられるようになりました。このサイトも、その一つです。
でも、自信がついたかというと、そうではありません。不安は強いままだし、人との会話で後悔することも、今もあります。
変わったのは、途中で投げ出して、自分を責めて、次に動けなくなる。その繰り返しが減ったことでした。この記事で書く「壊れる」とは、私にとってのそういう状態です。
私はADHDとASD、躁うつの診断を受けています。ただ、同じ診断を受けている人でも、困ることや助けになるものは違うと思います。
ここでは、AIの使い方よりも、使う前と使い始めてからの私の変化を書きます。「あなたも同じようにできる」という話ではなく、一人の経験として読んでもらえたらと思います。
返事を考えているうちに、返せなくなる
私は、言葉を処理して返すまでに時間がかかります。
Xのリプライや、LINEの返事。相手はすぐに返してくるのに、私は一生懸命考えている。考えているうちに時間がたって、結局返せない。
返せなかったこと自体が、また重荷になります。
一方で、急に話しかけられたときは、考えがまとまらないまま、とりあえず何か答えてしまうことがあります。
あとになって、「なんであんなことを言ったんだ」と後悔する。その後悔が積み重なると、人と話すこと自体がしんどくなっていきました。
考える時間があると返せず、時間がないと適当に答えてしまう。どちらも、伝えたいことをそのまま言葉にできない苦しさがありました。
作りたいものはある。でも、完成しない
「こんなものを作りたい」というイメージは、前からありました。
ただ、プログラムやサイトを作ろうとすると、覚えることも、やることも大量にあります。途中で分からなくなって、止まって、そのまま投げ出す。何度も繰り返してきました。
完成しなかったものが残ると、「またできなかった」と自分を責める。次に何かやりたくなっても、その記憶がついてきます。
自分の考えている方向が合っているのか、確かめられないことも不安でした。人とのずれは感じる。でも、何がどうずれているのかを、一人では整理できない。
決めたあとも、「これでよかったのか」が残っていました。
困り方そのものは、ADHD・ASD・躁鬱の筆者の頭の中に書いています。この記事は、その状態からAIを使ってどう変わったか、変わらなかったかの話です。
一番変わったのは、完成まで進めること
AIを使い始めて、一番大きかったのは、やりたいことを完成まで持っていけるようになったことです。
頭の中にあるイメージを伝えると、AIが形にしてくれる。出てきたものを見て、「ここはこうしたい」「これは違う」と伝える。また出てきたものを見て、直していく。
最初から作り方を全部分かっていなくても、目の前のものを見ながら進められるようになりました。
何もないところから作るのは難しくても、出てきたものを見れば、違うところは分かる。私には、この進め方が合っていました。
もちろん、伝えたら一度で思いどおりになるわけではありません。何を作りたいかを伝え、出てきたものを見て、どこを直すか決めるのは私です。
それでも、作り方が分からずに止まっていた頃とは違います。
このサイトも、そうやって作りました。途中の作業を助ける道具も、自分で作れるようになりました。
一人で考え続けなくてよくなった
「今こう考えているけど、これは合理的か」
そんなことを、AIに聞けるようになりました。
人に聞こうとすると、相手の反応が気になって言葉を飲み込むことがあります。AIには、そのためらいが少ない。まとまっていない考えも、いったん言葉にして出せます。
ただ、AIの答えが、そのまま世間の基準になるわけではありません。「一般的にはこうです」と返ってきても、それだけで自分が正しいか、ずれているかは決められません。
私にとって助けになるのは、自分だけでは思いつかなかった見方に触れられることです。考えを見直すための材料が増える。
不安がなくなるわけではないけれど、一人で同じ考えを繰り返す以外の方法ができました。
返事を作るときも、似ています。
AIに下書きを頼んで、出てきた文章を直す。ゼロから考えるより、その方が私には早い。自分の言いたいことに近づけていく形なら、返せる回数が増えました。
変わっていないことも、ある
自信のなさや、不安の強さは、AIを使う前と変わっていません。
判断の材料が増えても、それだけで「大丈夫」と思えるようにはなりませんでした。
直接の対人関係も同じです。急に話しかけられると、今も考えがまとまらないまま答えてしまうことがあります。その場の会話に、私のAIの使い方は間に合いません。
文章を返すときは補助になる。でも、目の前の人と話している自分は、そう簡単には変わらない。
作れるものや、進められる作業は増えました。一方で、以前からの苦しさが残っている部分もあります。
両方が、今の私です。
投げ出すまでの間に、できることが増えた
以前は、分からなくなって止まると、そのまま投げ出してしまうことがありました。
今は、その前に「ここが分からない」とAIへ伝えられます。出てきたものが違えば、「違う」と返せる。
止まったところから、もう一度進めることが増えました。
完成できれば、「また投げ出した」と自分を責めずに済む。その分、次に何かをやろうと思ったとき、動き出しやすくなる。
私にとって、壊れる回数が減ったのは、そういうことです。
不安に強い人にも、人付き合いが得意な人にもなっていません。それでも、やりたいことを途中で手放す回数が減った。
変わらないところが残っていても、暮らしの中で助かることはある。
私がAIを使って感じたのは、そのことでした。
同じような困り方をしている人へ
私に役立ったのは、頭の中のイメージをいったん形にしてもらい、それを見ながら直していく使い方でした。
作りたいものなら、「ここは違う」と伝える。返事なら、下書きを見て、自分の言いたいことに直す。
自分ではゼロから作れないものでも、出てきたものを見れば判断できる。その違いが、私には大きかったです。
試してみたいけれど何から始めるか迷う場合は、まず一つの困りごとからAIを試す記事に、具体的な手順をまとめています。
ただ、しんどいときまで、AIを使いこなすことを新しい課題にしなくてよいと思います。つらさが強いときは、AIだけで抱え込まず、人に相談することも大切です。
私は今も、不安になるし、返事に困るし、人との会話で後悔します。
それでも、前なら途中で投げ出していたものを、完成させられるようになった。このサイトを作れたことも、私には大きな変化でした。
「できる人」になったとは思っていません。
でも、壊れる回数は減った。私にとっては、それで十分でした。
この記事は運営者自身の経験です。同じ変化を保証するものではなく、診断や治療の代わりになるものでもありません。
このページの情報源
- 運営者本人の体験当サイトの調査
確認日:2026年9月6日
運営者が提示・確認した本人の経験。AI全般の効果や診断名による適性を示すものではありません。
数字の扱い方については情報源とこのサイトの作り方に書いています。
